匠Labについて

現在のソフトウェア開発は巨大化・複雑化しており、単にコンピュータシステムを開発するという観点だけでは、システム開発がうまくいかなくなってきました。

最近では、IT自体価値をもたらさないお荷物のように誤解され、IT開発も3Kと呼ばれたりしています。

これらの問題の本質は、ビジネスに最適なシステムを提供できていないということからきています。更に言うと、ビジネスに最適な業務の設計ができていないということでもあります。

価値のあるビジネスを支える業務とITの姿を「見える化」し、覚悟して前に進め、マネジメントする力。このような仕組み作りが、どのような企業にとっても重要となりつつあります。

そのためには、ビジネス開発手法とIT開発手法の確立と、双方の手法を融合し、問題領域に最適かつアジル(Agile:俊敏)に活用する方法が必要とされます。

しかしながら、現状ではビジネスとITは完全に切り離され、ビジネス企画とIT開発が別プロジェクトとして動いております。

ビジネスとITが切り離された結果、ビジネスにITが活かされず価値のないビジネス企画を行ってしまったり、価値のない要求を正しく作るIT開発を行ってしまっています。

また、ユーザ企業のITベンダーに丸投げする体質や、口をあけて要求を待ち、ただ言われた通りに開発を行うというIT企業のビジネススタンスを作り上げてしまいました。

このような状況は日本の特殊事情でもあり、世界的に日本が立ち遅れる原因にもなっています。

本来ならば、IT開発はビジネスに密着して設計すべきであり、ITはビジネスのイノベーションを起こす重要なビジネスの戦略的中枢の一部分なのです。

IT企業は、ビジネスとITを融合するためのビジネス企画段階にITを活用するための技術を活かすことにチャレンジすべきであり、現在のアバウトな一括受注契約形態を改革すべきなのです。

また、長い年月、仮想世界の見える化に取り組んできたITエンジニアこそが、ビジネスとITを繋げた世界を見える化できる最先端の技を持っているのです。

そこで、IT業界の改革を促進させ、IT業界をよりよい方向にいざない、エンジニアを元気にすることで、ユーザ企業の価値を高めることをできるだけ早く確立したいという思いから、新会社を立ち上げることにしました。

匠Labは、2008年7月7日に設立されました。そして、初年度は、準備室&研究室としての役割を果たしていきます。この会社でお客様にも喜ばれる手法とサービスを確立し、洗練していきます。

そして2009年7月7日、株式会社 匠BusinessPlaceを設立し、匠Labはメソッド研究・技術研究、匠BusinessPlaceはコンサルティング・教育事業を担当、2社の相乗効果により、卓越した技術とサービスを提供していきます。

これからの匠グループの取り組みにご期待ください。

匠のロゴについて

ロゴは体を表す。

匠は、響きのよい言葉。

匠Labのロゴは、″斤″(斤″つくり″)をITに変えました。

つまりITを道具とする匠を創出することを目指します。

旧来日本の伝統である匠の技は、斧のような道具を使ってモノ作りをしていました。

斤″つくり″には、きん(はかり)という意味と[訓]オノを表します。

匠Lab
Logo design | defidesign Inc.

匠Labのロゴは、現在の匠を表すものです。

ITという道具を巧みに使って技を実現できる人々を創出する。

ITの技術が一流であったとしても、それは匠ではありません。

斤(オノ)同様単なる道具の使い手なわけです。

本物の一流は、道具をビジネスで光らせる技を持っています。

匠Labには大きなミッションがあります。

それは、ITを道具とした匠の技をビジネスに繋げる仕組みを作ることです。

ビジネス価値を創出するための、IT技術、ユーザとのコラボレーション(関係)手法、ビジネス・IT開発手法を持つことで、尊敬されるヨーロッパのマイスターに匹敵する「現代の匠」の創生を目指します。

2008年8月吉日 萩本 順三